不用品とゴミを処分する手段

不用品のハイターを捨てる際は酸性のものと混ぜないことが重要

不用品のハイターを捨てる際は酸性のものと混ぜないことが重要 台所を整理していたら、いつ購入したかわからない塩素系のハイターが出てきたり、使いかけで少し残っているものがあるけれど、引越しなどで処分したいということがあるのではないでしょうか。ここでは、そんな悩みの解決法や処分時の注意点などについても見ていきましょう。

通常、不用品のハイターが残った際は、そのまま台所や洗面所の排水溝に流してしまうのが手っ取り早い方法です。しかし、塩素系は刺激が強く、水道管の排管や浄化槽などに悪影響を与えないか不安な点も残ります。
かといって、そのまま保管していても、購入時から3年程度経過すると、どんどん殺菌や漂白効果はなくなっていくと言われているのです。


そこで大切なのが捨て方ですが、メーカーが推奨する方法は、排水溝に流す際に水を出しながら捨てる、というやり方です。これなら原液のままでないため、浄化槽を傷めたりする心配も少ないようです。

その際、なるべく多めの水を流しながら捨てるようにすることがコツで、水がもったいないと感じる人は、バスタブの残り湯を使うなど工夫してみましょう。そして、注意すべき点は流す時は必ず換気をしておこなうということです。特に、ハイターの匂いなどで頭痛を起こしやすいタイプの方は、注意するようにしてください。

では、一度にどれくらいの量を捨てて大丈夫なのでしょうか。ボトルまるごと可能なのかといえば、500mlのもので1本程度なら大丈夫だそうです。したがって、大容量の1,500mlならば数日に分けておこなう必要があります。
気になる浄化槽や配管への影響ですが、確かにハイター類は金属部分の腐食を招くリスクを持っています。しかし、大量の水を流しながら一回に流す量を守れば、機能低下を招くような心配はしなくても良いようです。


最後に、ハイターを捨てる際には重要な注意点があります。それは酸性のものと混ぜないということです。酸性のものと混ざることで、有害なガスが発生しますのでくれぐれも気を付けてください。酸性のものには、酸素系ハイターだけでなく、クエン酸も含みます。
クエン酸を含むお酢やレモン果汁も同様ですので、台所の排水溝などに流す際には、注意しましょう。